中央アジアの旅5日目、ウスチュルト台地のツアー最終日は7時過ぎに起床。

テントの中はWifiが繋がらないのでオフィスの近くでスマホをいじっていると見知らぬ番号からWhatsAppで電話がかかってきた。
「えー、こちらはSCAT Airlinesですがあなたのお名前はXXXですか?」
「はい」
「英語しゃべれる?」
「はい」
「ちょっと待ってね」
と言って電話を切られた。
。。。。。。これは!もしかしてこのツアーに参加する直前に搭乗したフライトで機内に忘れた現金とタブレットの事なんじゃないか!?もしかして!?もしかして!???と期待に胸を弾ませながら10分ぐらい電話が来るのを待っていると、また同じ番号から今度は別の女性スタッフの声で、
「あなたフライトの機内に現金とタブレットを忘れたでしょ、アクタウの空港で預かってますよ」
マジか。信じられない。現金の合計を聞くとUSDで約850ドル。自分の中で被害を最小限にしようと思って400ドルぐらいしか入ってなかったはず、と暗示をかけていたのでその金額にもびっくり笑 とても失礼な話、現金は100%返ってくるとは全く思ってなかった。
今夜空港に到着するのが遅くなるかもしれないと伝えるとその時間まで誰かスタッフが残っているから大丈夫、と言われて何度も感謝の言葉を述べて、最後は「スパシーバ」も使って感謝を伝えた。
このツアー中は電波の届かないエリアにいる事が多かったので、このタイミングでネットに繋がっていて本当にラッキーだった。航空会社は自分がチケットを購入した時に登録した電話番号でWhatsAppで連絡してくれたのでWhatsApp(もしくはその国で普及している類似アプリ)をインストールしておく事も超重要!
イタリア人カップルも起きてきたので今の話を伝えると、信じられない、でも良かったねと言ってくれた。そりゃ信じられんよね。
さてこの喜びをSerikにも。。。と思ったけど前日はガソリンを入れに行くと晩飯を食べたあと外に出ていったのでSerikがどこのテント(ユルト)で寝ているのか分からない。
連日の寝坊でこっちも慣れてきてはいるものの、どこにいるのか分からない状態でずっとは待ってられないので3人でウロウロとしているとテレーザが車の中で寝ているのを発見。テント使わんかったんかい。
Serikによると本当は自分と一緒のテントで寝る予定だったらしいのだけど、前日12時ぐらいにテントに行ったらすでに灯りが消えていて鍵もかかっていたので遠慮して車の中で寝ることにしたらしい。一緒のテントだと最初に言ってくれてたら鍵なんてかけなかったのに笑
Serikにも現金とタブレットが戻ってくると伝えると良かったねと。カザフスタンではそういう事も珍しくはないらしい。それは何より。
今日のツアーはほぼ半日で終わるので空港にも2時ごろには着くらしい。余裕やね。
朝ごはんを自分のテントの中でみんなで食べて9時頃に宿を出発。
まずは宿の近くの「Fort」(要塞)と呼ばれる巨大な岩山へ。



。。。スケールの大きな、圧倒される景色なんだけど正直この二日間同じような景色を長時間見てきたのもあって、ほーん、ぐらいの感じで済ませてしまう自分がどこかにいる。慣れってヤツは。。。
その後は最後のスポット、謎の岩玉が散在する山裾へ。これは本当になんでこんなに丸くなっちゃったんだろうか。そういやSerikに聞くのを忘れてたな。


ほとんどは完全な球体とは言えない岩玉だったけど、中にはこれはほぼ球体やなと言えるものもあって、


ほとんどは完全な球体とは言えない岩玉だったけど、中にはこれはほぼ球体やなと言えるものもあって、

その岩の下にはうさぎがいたりして、


最後に近くの食堂で昼食を食べて2泊3日のウスチュルト・ツアーは終了!自然の偉大さ、過酷さ、美しさを体験することが出来て、ここまでやってきて本当に良かった。お金も返ってきて本当に良かった。
Serikによるとウスチュルト台地のベストシーズンは4月と10月らしい。8月はちょっと暑すぎるというか日差しが強すぎるよね。
昼食に食べたマントウ。酸味のないマヨネーズにつけて食べてみると中々美味しい、でもやっぱり脂っこい。これは申し訳ないけど鼎泰豊の小籠包の方が圧倒的に美味しい。


イタリア人カップルは翌日の早朝便でトルコ経由でイタリアに帰るのでこの日の宿泊先は空港隣接のホテル、という事でみんなの目的地、空港へ向かうことに。

ホテルで2人とお別れ。あとでWhatsAppで写真を送り合うことを約束。こういう約束は守られないことがほとんどだけど笑、お互いのスマホで写真を撮り合ったのでホテルにチェックインした後すぐに写真を送ってくれた。こちらもどこかの空港で待ち時間がある時に写真や動画を送っておいた。
さて忘れ物を取りに行くために空港2階にあるSCAT Airlinesのオフィスに行くと閉まってる。なんとなく12時から4時は営業時間外とロシア語かカザフ語で書かれているような気がするけどSerikへの支払いもあるので待ってられない。

何度かノックをすると明らかに昼寝を邪魔されて不機嫌な女性スタッフが出てきて、事情を説明すると別の担当者のところに連れて行ってくれた。そのスタッフと一緒に空港内の警察に行き、警察官が来るまで30分ぐらい待ってようやく現金とタブレットにご対面!
現金全額を数え、写真を撮られ、詳細を書面にして署名してようやく現金とタブレットが返ってきたー!まさかね。本当に返ってくるとはね。

気がつくと航空会社のスタッフがその場からいなくなっていたので2階のオフィスに行って、拾った現金を返してもらったときの日本の慣習、そしてチップの意味もこめてSCAT Airlinesのスタッフに、これでみんなでスイーツでも食べてよ、とお金を渡そうとするも頑なに断られてしまった。しっかり握手をして感謝の気持ちを伝えて空港を後にした。
マレーシアに帰ってきて落ち着いてから、SCAT AirlinesのHPからお礼のメールを出しておいた。
Serikにツアーの残金を渡して、彼はこれから家に帰るというのでついでにカスピ海に少しだけ寄ってもらい、その後ショッピングモールで下ろしてもらうことに。

まさかカスピ海を我が目で見ることになるとは。そういやちゃんと海水?が塩辛いか試してみるのを忘れてた。キャビアのチョウザメが有名だけど、海って言うぐらいだからアジとかタラも穫れるんだろうか。

Serikもこんなところに張り出してきているのは珍しいと言っていたカザフスタンの海軍。

最近日本からロシアへ直接中古車の輸出が出来ない影響で、日本→ドバイ→イラン、そしてカスピ海を通りこのアクタウを経由してロシアに日本の中古車が流れているらしい。果てしない道のり。。。
アクタウで一番大きいショッピングモールでSerikとはお別れ。最初は騙されたと思ったし、寝坊グセはどうかとは思うけど3日間ランクルでオフロードを走りまくってくれてありがとう
スケートリンクが中央にあるモールで、深夜便まで6-7時間たっぷり時間があったので、

美容院でシャンプーとひげを剃ってもらい(カミソリじゃなくて電動シェーバーだった笑)、

スケートリンクの近くでお茶をして、

外の噴水でボーっとして時間をつぶした。


アクタウはカスピ海沿岸=かなりヨーロッパ寄りにあるのでもっと西洋系やアラブ系の人種が多いのかと思いきや、モンゴロイドの日本人ぽい顔立ちの人もかなり多くて普通に歩いているとそれほど外国人だと思われないと思う。感覚としてはアクタウ市民の6割がモンゴロイド系、4割がロシア系って感じ。
お腹も空いてきたのでモール内のSerikオススメのレストランでステーキをミディアム・レアで注文したら、ウェルダンの更に上を行く上ウェルダンがやってきてパサパサのステーキを頑張って半分ぐらい食べた。


そしてYANDEXで車を呼んで再び空港へ戻り今回の中央アジア旅・前半のハイライトが終了!


そしてYANDEXで車を呼んで再び空港へ戻り今回の中央アジア旅・前半のハイライトが終了!

まだ知らない人も多いウスチュルト台地、今ならよそでは絶対見る事の出来ない絶景を独り占めできるので世界遺産にでも登録されて団体客が押し寄せる前に行くのをオススメします。
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