小笠原諸島・・・東京都下なのに東京からのアクセスに日本一時間のかかる場所。
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沖縄や瀬戸内海の島々を旅行するようになり趣味の旅行の中でも離島巡りが好きになってから、ずっと行きたくても行けなかったのがこの小笠原諸島。

というのも小笠原諸島には飛行機が降りられる空港が無く、船で24時間かけて渡航する必要があり最低でも六日間拘束される。フェリーは1隻、その運航スケジュールに合わせてGWやお盆、お正月のお休みを調整しないといけないので、その面倒臭さから半ば行くのを諦めていた。海外に行く方が簡単だし安い時もあるし。

だけどこの度の長期一時帰国をしている間に年末を迎え、さらに有休消化という大きな名目もできたので12月に入ってボスに休暇申請を受理してもらい、お正月休みより少し早いクリスマスの時期に小笠原諸島に行くことにした。



。。。休暇申請は12月に出したけど計画自体はマレーシアにいる8月頃から着々と進めていた笑


まず小笠原諸島旅行の計画を立てるときにびっくりするのがフェリーの値段。
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一番安い雑魚寝の2等和室でも片道約2万5千円、往復で5万円以上になる。雑魚寝はイヤだったので2等寝台を予約しようと思ったけどそれだと約6万円。。。高い!

これはなんとかならんものかと調べてみると船+宿+クーポン券がセットになった「おがまるパック」というプランがあるらしいけど、宿は食事つきのプランなので小笠原で外食したいからこれはパス。

それ以外でもう少し調べたらなんとか安くなりそうな方法が見つかった。

それは小笠原協会の賛助会員になる、というもの。六千円を払ってこの会員になると船賃が20%オフになるので往復の料金で計算すると、

正規料金:29,360円x2=58,720円
割引20%:29,360円x2x20%割引=46,980円+会員費6000円=52,980円
という事で約6,000円浮いた計算になる。

9月頃に賛助会員の会員登録、年会費支払いをして晴れて会員に!会員証は住所登録をした親戚宅に送ってもらって写真で会員証を送ってもらって予約の下準備が完了。
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予約開始は出発日の2か月前からなので10月23日、日本時間10時からSkypeで小笠原海運に電話予約をしようとしても予想通り全然繋がらない。。。仕事中、とはいえリモートワーク中だったので仕事の合間合間に何度も電話して、12時前にようやく電話がつながり賛助会員であることを伝えて予約完了!

当初の希望としては12/23-28の3泊6日ではなく、一回帰りのフェリーを飛ばして12/23-1/3の10泊12日、お正月過ぎに小笠原諸島から帰ってくるプランだった。それを小笠原海運の人に相談したら、その予約の方法も可能だけどその場合はお正月休み中のチケットは瞬殺するのでとりあえず3泊6日で予約を確保してお正月の帰路が予約出来たら変更できますよ、と言われたのでその流れでお願いする事にした。

・・・案の定正月休み中の帰路のチケットは発売開始日にあっという間に売り切れて、一応キャンセル待ちのリストに入れてもらったけど3泊6日で予定を組むことになった。今はコロナ禍でフェリーの定員より少ない数(半分ぐらい?)の予約しか受け付けていないらしいのでまあ仕方ない。日本のサラリーマンより少し早めに休みを取れる状況に感謝しないと。

というわけでフェリーの往復料金、46,980円を支払うと12月の初旬にフェリーの運航会社、小笠原海運から小包が届けられた。
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中身はPCRの検査キット。コロナ禍で医療体制、大きな病院へのアクセスが乏しい小笠原諸島なので訪問者全員にPCR検査をお願いしているとの事。出港日の3日前に、小包の中に入っていた容器に指定量の唾液を入れて、指定の方法で梱包して郵便局から郵送した。

検査の結果が陽性だった場合は出港日前日に電話連絡します、と小包に入っていた書類に書いてあったのだけどその前日にまさかの小笠原海運から電話が入った。

信じられない思いで電話に出ると、小笠原協会の賛助会員証を小笠原海運に送ったかどうかの確認の電話だった。前月にメールで送りましたよと伝えると、すみません調べてみますと言われて電話が切れた。。。びっくりさせるなよー笑 このタイミングだと絶対陽性で予約取り消しやと思うやん!

PCRの検査結果はどうやら陰性のようでこの電話の後に連絡が来ることは無かったので、12/23の早朝、地元から朝早めの新幹線で東京に向かい、念願の小笠原諸島へ出航!

つづく